先日女子プロの笠りつ子選手の暴言問題が話題となりましたよね。
プロゴルフ界は渋野日向子プロとか、PGAツアーが日本で初開催されて人気が高まってきた中で、少し残念なニュースではありました。
しかし笠りつ子選手のように公にニュースにならずとも、小さなマナー違反は多いと思いますし
私たちアマチュアゴルファーでもマナーの悪い人はたくさんいます。
そんな人にならないために、どうすればいいのかを考えていきたいと思います。
笠りつ子暴言問題
2019年10月下旬に兵庫県で行われた「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」で風呂場にタオルがなかったことに腹を立てて関係者と口論になり、その際に「○ね」などと発言したとされている問題。
大きく報じられたのでご存じな方も多いでしょう。
詳細に明かされる部分だけを読み取ると
以前からバスタオルがツアーの度に紛失しているケースが多く、今回のツアーではバスタオルの提供を止めたそうです。
で、事前通知していた?けど、笠りつ子選手には伝わっていなかったのか、当日口論になったということ。
問題は「○ね」と発言してしまうようなメンタル状況だったのか、個人の気質の問題なのかは分かりませんが、他人に対してなかなか発言しないような言動を取ってしまったことでしょう。
ゴルフジャーナリストの船越園子さんが書いた記事がバズっていましたが
日本のプロゴルフ界には、昔から「ゴルフが上手い者が人間としても上」と見なす傾向が明らかにあった。
中略
あるベテランの男子選手を数人のベテラン男性記者たちが取り巻き、その選手とウェッジの話をしていた。
そこに私も近寄り、選手の冗談めかした話を他の記者たちと一緒に聞き、他の記者たちと一緒に笑った。すると、その選手は初めて見る私を睨みつけ、「オマエ、誰だよ?何、笑ってるんだよ?オマエなんか知らねえから、向こう行けよ」。
ゴルフプロの正解はどうやらゴルフの腕前で人間としての立ち位置を決めてしまう世界だと伝えていますね。
ただ1つ思うのは、現代ではこのような価値観は許されるべき風潮では無いですが、20年前ですらもフラットな関係性を築くのは難しかったと思います。
まだ身分や出生などで差別的な発言をする人達は多かったですし、それが許されていた価値観だったはず。
つい10年や5年前でもお客様は神様だ!なんていいながら、お客さん側がモンスター化していることもありましたよね。
誰かが立ち位置を利用してエバるという価値観が少しづつ良くないものとして、認識されてきたのが最近の価値観だと思います。
その価値観を変えることが出来ず、世間とのギャップが強くなってしまったことは大きな原因の1つだと私は思います。
一般でマナーの悪い人は多い
私たちアマチュアゴルファーの中にもマナーの悪い人はたくさんいます。
以前遭遇してビックリしたのが、30名程度のコンペに参加したときに、大声で罵声を浴びせている方がいた時でした。
朝やお昼からアルコールをガブガブ飲んでいたその人は
ラウンド終了後のパーティー会場へ着くと
「緑茶ハイ持ってこい!」
と店員さんへ言っていましたが、パーティーにはアルコールの提供が無いと丁寧に店員さんが断ると
「客が言っているのに持ってこれないのか!!金は払うぞ!」
と大暴れ。
最終的に支配人まで引きずり出し、対応させていたシーンは時代錯誤すぎて、まるで映画を見ているようでした。
相手を思いやる気持ちの無い、最低な行為だと思います。
ただここまで大きなことをやる人はいないと思います(そう願っている)が
小さなことは度々やっている人を見かけます。
キャディーさんの対応が少しもたついた程度で文句を言う人。
マスター室での対応が少しソリが合わなかった程度で猛烈に罵倒する人。
老若男女問わず、結構見かけたりするんですよ。
これは一般のアマチュアゴルファーを気をつけていかないといけない問題だと思います。
私たちに出来ること
相手の心に目を向けること。
当たり前だけど、「マナー」への意識だと思います。
マナーと言うと堅苦しく感じるかもしれないけど
交通マナーで言えば
無理な割込みはしないとか
道は譲りあって進むとか
そんな簡単なことでいいんです。
マナーってルールで決まっている訳じゃ無いので、難しい問題だけど
マナーは相手の心に目を向けることから始まるんじゃないでしょうか。
お客さんとかゴルフ場の店員とか、立場や役割で決めるのでは無く
一個人として相手の心へ目を向けて、対応していくこと。
それが私たちに出来ることなんだと思います。
まとめ
笠りつ子選手のやってしまったことは許されないことかもしれません。
でもプロのニュースだからといって、私たちに関係ない話では無いと思うんです。
こんなニュースを見た時こそ、私たちも普段のマナーを意識してみるといいのではないでしょうか。
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